いつまでも赤ちゃん言葉が抜けないまま小学生へ
いつかは直るだろうと考えていた娘の滑舌。
「カ行」が「タ行」になって発音される
から始まり、50音の中のいくつかの文字が、うまく発音できないのです。
「小学校入学までには直るだろう」
「小学校に入って、国語の勉強をすれば直るだろう」
「最初の夏休みまでには直るだろう」
結局、夏休みに入ろうとしても直りませんでした。直る気配がないのです。
小学校一年生の最初の夏休みに入る前、親としてしっかりと対策を講じるべきと思い、行動を開始しました。
舌小帯手術は根本解決では無い
有名女優が滑舌を良くする為に舌小帯手術を受けたという記事がありました。
私も興味深く話を聞き、ドクターに聞いてみると、賛否両論でした。
基本的に難しい手術ではないので、やるのは皆反対しませんが
舌小帯手術をする事で、滑舌が直るとは一概に言えないということでした。
ただ、舌の裏の筋を切って、舌の稼働領域を広げる訳ですから
やるにこした事は無いなと思い、娘には受けさせました。
結果、言えない言葉は言えないまま。
手術をすればある日突然ハキハキと話せるようになるだろうと言うのは、幻想でした。
しかし、手術のあとに続けて計画していた舌使いのトレーニングに挑むにあたっては、良いステップだったと思っています。
赤ちゃん言葉からの脱出には、トレーニングが欠かせません。
ここから本格的なトレーニングが始まりました。小学校と連携している。言葉の教室に通い、少しずつ滑舌を改善しています。
今まで出なかった言葉がすこしづつ出せるようになる娘は、とてもうれしそうです。
どんなトレーニング?
1、ふんわり舌
舌に力を入れずにあっかんべーをして10秒保つ。
そのまま「あ〜」の発声練習
そのまま ふんわり舌を維持しながら「あいうえお」発声
※舌に力をいれない練習です。
2、風出し
ふんわり舌のまま歯で舌を噛み、スーっと息を吐く練習
そのまま「さしすせそ」の発声を繰り返す。
3、ガギグゲゴ かきくけこの練習
最初に「ん〜」を鼻から抜けるように発声
「ん〜ガー んーぎー んーグー・・・」と練習する。
コレができるようになると、「かきくけこ」もできるようになる。
ふんわり舌、風通しだけでかなり時間がかかります。いきなり改善なんてあり得ませんから、くれぐれも焦らないようにしてください。
我が娘も言葉の教室に通い始めて半年ですが、少しずつ、カ行が言えるようになってきました。
こういったプログラムは公立学校の先生が紹介してくれました。
今でも授業を抜け出して、隣の小学校に週に1時間、通っています。
もし貴方のお子さんがいくつかの50音で発音できない文字があるようでしたら、早めに先生や専門医に見てもらう事をお勧めします。