表紙写真はアトリエ六曜舎様より
新築、注文住宅の土地探しのコツってあるの?
土地探しはいざ探そうとなると、本当に難しいです。一目惚れや第六感でスパッと決められれば良いのですが、土地探しにはたくさんのポイントがあります。
都心か郊外か、通勤、子供への利便性配慮、両親の近くか距離を置くか、海か内陸か、そんな事を考えていると、よくわからなくなってしまいますよね。
そんなあなたに追い討ちをかけるのが、地盤と言う安全性の問題です。
土地探しの心構え
- 完全に理想の土地は無いと考えましょう。
まずありえません。優先順位決めをするというより、譲れない3か条なんかを作って、そこにハマったら購入。位の気持ちで。
- マイナスポイントだと思ったところを、逆転の発想でポジティブにとらえる事が出来るかどうかを考える。日当りは良くないけど、2階をリビングにすれば高度を確保して日当りに妥協点が見つかるなど、弱点を生かす事が出来ないか、ポジティブにとらえてみましょう。
- フィーリングは結構大事です。結婚も土地も、全てがご縁。皆様が心で感じる事も、大事かもしれませんね。
土地探しで一番大切な安全性 地盤
ここで基本に立ち返ってみましょう。
- どんなに日当りが良くても、活断層の真上である
- どんなに駅近でも、水害が多い地域である。
- 子供の教育に適した、ハザードマップで危険度マックスな土地
土地探しで一番忘れてはならない問題は、安全性の確保。色々考えてしまうと忘れがちですが、
ココは日本です。事前災害と地震のリスクで、国の安全性ランキングに影響が出るほどの国です。
軟弱地盤の可能性を避ける
- 周辺に海、川、沼、水田が無いか?
- 古地図で過去を調べた際、水田や池ではなかったか?
(その地区の図書館で確認)
- 地名に、水がらみの漢字が入っていないか?
(水戸、河内、横浜、渋谷、鴬谷、成田、梅田、鴨川・・・)
- 周辺道路にヒビ入り、電柱が傾いている
ココを気にしていたらキリが有りませんが、気になる方は、数百年前、都心のほとんどが川や谷だった事も少し考慮に入れるべきかと思います。
土地探しのポイント ハザードマップで災害地域なのかどうか調べる
国土交通省ハザードマップ
土地探しのポイント 活断層を避ける
活断層データベース
土地探しで軟弱地盤になってしまった・・・
盤石な地盤地域は当然値段も高く、高嶺の花。結果的に軟弱地盤にならざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。
でもあきらめる事なかれ。都心のほとんどが、かつては海や川。
そんな中発展してきた日本の住居基礎技術は、世界一と言っても過言では有りません。対策はあります。
頑丈な地盤の場合、表層改良工法
軟弱地盤が良好地盤から2メートル以内。
これは超優良地盤です。
比較的軟弱な地盤の場合 柱状改良工法 コスト120万円前後
良好地盤の上に土が8メートル積もった上の地盤は、柱を良好地盤まで伸ばして支えます。
軟弱地盤の場合 鋼管杭工法 コスト200万円前後
それ以上の深さの場合、鋼管杭という硬くて若干細めの杭を良好地盤まで差し込んで支えます。表紙の写真のイメージ。
※コストは概算です。ご注意ください。
都心では強固な地盤の購入が、とても難しい時代になりました。
日本で家を建てる以上は、日本の技術を信じるしかありませんね。
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