新築引き渡しのシーズンですね
新築引き渡しは年末と3月がピークだそうです。新しい年は新居で。新学期は新居で。そういった思いがあるのだと思います。
高い買い物である家の引き渡し前の検査は、
「小さな傷すら見逃すもんかっ」
と肩に力が入ってしまいますが、果たしてそれが、
施工主、施主、互いに良い結果となるのでしょうか?
引き渡し前に気になる 壁、クロスの汚れ
クロスの汚れや傷は、素人でも簡単に発見できると言う事もあって、
相当数指摘をされる方も多いようです。確かに気にはなりますが、生活していけばいづれクロスには汚れや傷がつくものですし、お互い時間の無駄ですよね。
柱部分やつなぎ目も、紙の収縮で隙間ができるものなんです。
個人でも簡単に修復可能ですし、大きな問題でもありません。
新築でもクロスに隙間 これは欠陥住宅か?原因と対策
引き渡し前に気になる 床の傷
床の傷も気になるところですが、床は傾きや盛り上がりなどを確認すべきです。傷は指摘したら修整剤ですぐなおりますし、壁同様、生活して行けば傷はつきます。
床は太鼓張と言って、中心が1番高く、外に向かって低くなっている場合がありますので、ビー玉が転がったからと言って、欠陥だと言うようなことは避けてください。
気になる方は、水平器を持参されてはいかがでしょうか?どのような床の作るになっているか説明を受け、その通りになっているか確認されても良いかと思います。
確認してくださいと言われても、、外壁
外壁を確認してください と言われても、見たってわからないです。傷があれば、後日メンテナンスで対応してくれます。
ただし、雨水が家の中に入りそうな傷や穴は、確認をしましょう。
引き渡しチェックシートは、検索すればすぐにウェブ上で見つかりますので、必要な方は、そちらをご覧ください。
今日は、ここをみておけばよかったなと思うところを、経験者の目から記事にしたいと思います。
引き渡し前の検査で、確認すべき所
収納の取っ手の向き
私の場合、打ち合わせしてなかった取っ手の向きが、相談なく取り付けられていたのです。収納の折り戸の取っ手なのですが、自分が思った方向とは逆に開くのです。とても気になりました。
スイッチの、グリーンランプ
暗がりでスイッチを探す際に目印となる、スイッチ内のグリーンランプ。夜、やっとスイッチを探し当ててオンにしたら、
えっ、ここ?
と言う場所の電気が点灯するのです。
こう言った所こそ、引き渡し前検査で抑えておくべき視点だなと思いました。目で見るよりも、実際に生活している感覚で確認する事が大切ですね。
もう一つ、大切な視点はこちらです。
計画通りになっているか
私も大きな見逃しをしました。
雨水排水が、計画通りになっていなかったのです。
結果、雨のたびに家の周りが水浸しになって、エアコンの室外機も、水没しかけました。
引き渡し前の検査では、それぞれの設備が計画通りになっているか、業者と現場確認をした方がよさそうです。
一つの家の建築には、数十社、数百人が関わっています。有り得ない事が起きても何ら不思議ではないのです。
まとめると
- 目で見えるものよりも、見えない部分
- 実際に生活して使った目線でチェックする
- 計画通りになっているか
なかなか難しいかと思いますが、担当者とじっくりポイントを絞って確認するのがよいでしょう。
少なくとも、壁や床の汚れ、傷には時間を割かないようにしてください。