
駆け込みながら賢く家を購入する
歴史的低金利を背景に、多くの住宅が建てられ、この10年間で、多くの方が、「持ち家」というステータスを手に入れました。
そんな持ち家取得ブームに、さらに拍車をかけるのが、2019年の増税でしょう。
消費税が8%から10%になると言う事は、5000万円の家を買ったら、消費税だけで100万円も余計に支払わなければならない訳ですから、購入予定の皆様に取っては、ただ事ではありません。
そして、新築でも中古でも、マンションでも一戸建てでも、多くの方が、利用する住宅ローン。
大きな金額なだけに、賢く選びたい物です。
下手をすると、せっかく消費増税前に購入できたのに、住宅ローンで損をして、増税後と同じ金額の支払い設定になってしまう可能性だってあります。
まずは最低金利を確認
変動金利希望なら ソニー銀行、イオン銀行あたりを
固定金利 フラット35希望なら 楽天銀行 ARUHIあたりの金利を確認してください。
住宅ローンの金利は、実は皆様が良く知っているメガバンクが一番低いと言う訳ではありません。
ランキングサイトがありますので、確認されてみてください。
で、
業界最低金利をマークしている金融機関は、常に最低金利をキープする傾向があります。
金利が上がっても、その中で一番低い金利を出してきます。
金利の低い住宅ローンは、実は誰でも簡単に、見つける事ができるのです。
しかも、一度最低金利に落とすと、その金融機関は、ほぼ最低金利をキープします。
最低金利、ほぼ最低金利を合わせると、10社くらいあるのではないでしょうか?
金利の安いところという基準だけだと、それで決めようと考えていた方に取っては、何だか迷ってしまう。
そんな状況です。
住宅ローン 金利の次に何を確認するんだ?
金利を確認で来たら、次は団体信用生命保険を確認してください。
団体信用生命保険とは、借り主が亡くなった場合、残された家族が路頭に迷わないように、住宅ローンが帳消しになる保険です。
任意の金融機関もあれば、絶対入らないと駄目っていう金融機関もあります。
5000万円のローンを組んだら、団体信用生命保険金額は、総額で200万円以上します。
結構、負担はデカイんですよ。
でも最近は、団体信用生命保険代は、金融機関でお支払いします
という太っ腹企業もかなり増えてきました。
「金利0.2%上乗せで、団体信用生命保険が、ついてきます」
こんな金融機関は対象から外してかまいません。
0.2%上乗せって、5000万借りたら、初年度10万取られます。もちろん年を追うごとに減って行きますが、結構な負担です。
金利と団体信用生命保険・・・
住宅ローンを選ぶ判断基準は、いまのところこのようになります。
業界最低金利付近×団体信用生命保険無料の金融機関
団体信用生命保険の次に、何を確認するんだ?
次は手数料を見てみましょう。
住宅ローンを借りる際の事務手数料と保証料を合計したものを手数料とします。
※5000万の借入の場合
メガバンクに良くある設定
事務手数料 31500円 + 保証料 80万円〜
ネット銀行に良くある設定
事務手数料5万円〜借入金の2.16%(100万円強)など+保証料 無料。
メガバンクの保証料は、信用が少ない人は、200万円くらい取られる事もありますので要注意です。
このように、住宅ローンの手数料は、特に銀行からの借り入れの場合、個人差もありますので、ここでは一般論までとしますが、金利と団信で金融機関を絞った上で、一つ一つ確認してみてください。
住宅ローンを選ぶ基準に、もう一つ項目が加わりました
業界最低金利付近×団体信用生命保険無料×手数料
万が一が2分の1 がん保険は 住宅ローンに必要か
私はがん保険、非常に懐疑的です。
まず、医学のデータから見てみましょう。
2016年にガンで亡くなった方はおよそ38万人。
そのうちの80%近くが、65歳以上となっており、59歳以下でガンでなくなった方は、10%もいません。
住宅ローンを払っている途中に、がんで亡くなるという確率は、極めて低いと考えてよいでしょう。
しかし、この中には、ガンになったけれども、一命を取り留めた方は数値には出ていません。
そこを心配されている方にお見せしたい資料がこちらです。
年齢別、ガンになる確率です。
現在40歳の方が(男性)
50歳になるまでにガンになる確率 1%
60歳になるまでにガンになる確率 7%
70歳になるまでにガンになる確率 20%
80歳になるまでにガンになる確率 41%
生涯でガンになる確率 63%
国立ガン研究センター発表の数値です。
住宅ローンのがん保険、気をつけろ
次に考えなければ行けないのは、住宅ローンについてくるがん保険は、どうなった時に、保険が適応されるのか?です。
ある住宅ローンのがん保険、よくよく読んでみたところ、
ガンと言われて入院して、12ヶ月経って、13ヶ月目も就労不能状態になった時に適応される。
とありました。
就労不能状態とは、いかなる仕事にも従事できない状態の事であり、就職できないという事は考慮されません。
この状態って、非常に稀 だと思いませんか?
全ての金融機関のガン特約がこの条件とは言いませんが、結構多いです。
私は、金利上乗せの「がん保険」なんて、いらないんじゃないかって思っています。
こんな住宅ローン付帯がん保険なら、進んで入りたい。
でもね、
もしですよ、
- がん保険、住宅ローンに無料で付帯します。
- 就労不能かどうかは問わず、ガンと診断されたら、たとえ1週間で退院出来ても残りの住宅ローンが半額になります。
という保険付き住宅ローンがあれば、入りたくありませんか?
しかも、業界最低金利で、団体信用生命保険無料の条件もクリアしているとすれば、もはや鬼に金棒ですよね。
先ほどの方程式に、ガン保険を追加してみました。
住宅ローンを検討されている方は、こんな感じで絞ってみてはいかがでしょうか?
理想の住宅ローン=
最低金利水準×団体信用生命保険無料×無料がん保険(就労不能不問)
問題は、こんな金融機関があるのかと言うこと。
住宅ローンはあくまで自己責任。
ご自身の目で、お確かめください。
※無料でつく がん保険は50%免除です。オプションで100%も選べます。
ガンと言われただけで、住宅ローンが半額になるって、金利や手数料の議論を破壊するほどのパワーがありますよね。
借り換え用のリンクも張っておきます。↓
世の中って、勉強すればするほど、得するように出来ているんですね。