
サッカー場やゴルフ場のように、冬でも緑の芝生を作る
我が家の姫高麗芝は、11月中旬から芝生が枯れ始め、2月末まで休眠期に入ります。
冬の間は、我が趣味である芝生の手入れも完全休業。僕の趣味は、3月から10月までの季節限定という事になります。

真冬でも綺麗な緑の芝生って、ご近所さんも驚くでしょうね

今年は真冬でも緑あふれる庭にしたいと思います。
冬でも緑の芝生の為に、オーバーシーディングをやるぞ
冬でも緑の芝生にする為には、枯れ始めた暖地芝の庭に、寒冷地芝の種を植える、オーバーシーディングが必要となります。 秋に枯れ始めた暖地芝を短くカットし、強制的に休眠期を早め、そこに冬でも成長する寒地芝の種をまきます。 春先になったら、今度は寒地芝を枯れさせ、元々あった暖地芝が成長させる事で、入れ替えを実施します。 この入れ替えの事を、トランジション(直訳で移行)と言います。 こうして一年中緑の芝生を保つ事を、オーバーシーディングと言います。冬でも緑の芝生の為に。夏の終わりのオーバーシーディング
オーバーシーディングの手順をご紹介します。 時期(関東) 10月中旬- 芝生への施肥を8月上旬を最後に投了。
- 芝刈り、5〜6ミリまで、超短く刈り込みます。
- 強めのサッチングでサッチ除去。地肌が見えるくらいまで強く
- レーキで、深さ4ミリ前後の溝を1㌢間隔で入れる。
- 必ず、オーバーシード用の種を購入して、撒く
- 1平米あたり、50グラム前後、種をまく
- 肥料を撒く
- 目土を少し厚め、5ミリくらい 撒く
- 毎日たっぷり水やり。芝の芽が2㌢強出てくるまで、立入禁止。
- 3㌢弱育ってきたら、お手入れ開始です。


発芽が一番早く、耐暑性が一番低い種で構成されています


オーバーシーディングはタイミングが命。この違いが大きな差を生むのかな?
オーバーシーディングに踏み切った理由、メリット
- 芝生を深く勉強できる
- 凸凹になった床土を一回リセットする。
- エアレーションをとことん実施し、硬くなった床土を改善させる
- 冬場も緑で芝生管理が1年中出来る

必要かつ重要な道具が、芝刈り機、サッチング用の熊手、そして、良質の目土、目砂、肥料です
貴方の芝刈り機、5ミリの短さに刈り込めますか?
オーバーシーディングで秋にも春にも重要な事が、短く刈るという事。 でも、1万円前後の芝刈り機では、そこまで短く刈る事が出来ない物も。
品質の良い芝刈り機は、切れ味が抜群。芝生を痛めずに、貴方の芝生を綺麗に仕上げてくれます。


10㍉カットしか出来なくても、1週間に2回芝刈りをする事で、結果的に同じ効果が得られるのではないか
サッチングに最適の道具とは?
ほとんどの方が熊手を使っている事でしょう。 しかし、安易にホームセンターで熊手を買ってしまうと、私の様に後悔します。
安い熊手はサッチを搔き出す際に、サッチがぴょんぴょん上に跳ねるだけで、なかなかサッチが集まらないのです。

肥料と目土も品質重視で
肥料も同じです。ホームセンターで手に入る肥料は安価です。
高価な物にはそれなりの効果があります。

粘土質傾向の我が家の床土 目土と目砂を混ぜています。
我が家はカッチカチの粘土質。そこを地盤改良して芝生を張りました。 その後も気を抜くと硬くなる傾向があります。 黒土で目土をすると、時間が経つと硬くなります。 この傾向は皆様の地域や土質と関係していますので、一概には言えません。 我が家は粘土質なので、すぐに固くなる傾向があります。 よって私は、目土と目砂を混ぜて、吸水性が落ちないようにしています。 この目砂、砂時計の中の砂。さらさらでクリーミー。 触ってみれば分かります。
