肺がんになった気持ちが少しわかりました。

結果的には肺がんではありませんでしたが、診断が下るまでは肺がんと言われるだろうなと90%思っていました。20年間、煙草を吸っていますし、肺炎にかかった事もあります。空気の悪い北京にも駐在経験があります。また、風邪を引くと咳が長引くのはいつもの事で、関係ないですが、金縛りにあうと、肺が締め付けられるので、ご先祖様が「肺に注意」と言ってくれているのかなと,勝手に解釈したりしています。

私は自分の肺が弱い事を知りながら、肺をいじめている状況でしたので、大きな問題になったら助からないかも知れないなと変な覚悟があったのです。なので、最終診断が出るまでの間は、肺がんになったと思って、色々な事を考えました。

レントゲン結果の所見が怖い

5月初めに、風邪を引きました。急激に熱が39度まで上がり、完全にインフルエンザ状態。連休中に空いている病院に駆け込み、まつ事5時間、インフルエンザは陰性、風邪薬を処方されて終わりました。

1週間経っても咳が止まらず、血痰が出るようになりました。でも、風邪をこじらせて咳だけのこるのは私は経験済み。これは咳ぜんそくだなと。で、今までもらった薬じゃなくて、吸引する薬を出してもらえれば治るやつだなと勝手な判断をして、呼吸器専門医に看てもらいました。

咳ぜんそくでない事を呼気を吹き込んで測定する器械で証明した後、すぐにレントゲン。先生曰く

先生「この部分に影が見えますね」

私「見えます。」

先生「これは通常ではあり得ない事です」

私「可能性として考えられる事は?」

先生「・・・病名が一人歩きしてしまう可能性があるので、あえて言うのをやめますが、すぐにCT検査をした方が良いでしょう。早ければ早い程よいです」

私「すぐにお願いします」

幸運にも近くの大きな病院でCTの予約が翌日に取れたので、すぐに会社を休んで検査に行きました。このCT検査が2週間後とかだったら、私はその期間生きた心地がしなかったと思います。

その夜、妻に最悪の事もあり得ると伝えた後、入院したら当分できなくなるなと思ったので、週末に子供と行く釣り堀に一人で夜行き、思う存分一人で釣りを楽しみました。

CT検査のデータをもらう

翌日、大きな病院の受付。指示通り30分前に到着したにもかかわらず、総合受付で手続きが全く進まない。管理機能不全を起こしている病院こそIT管理を最速で入れるべきだと思いますね。

CTはあっという間でした。服を着たまま両手を上げ、2,3、回筒の中を通り抜けただけ。白い巨頭の唐沢寿明の気分でした。

データをCDに保存し、それを持って先日訪れた先生の元へ。予約が取れなかったので2時間くらい待たされました。

その間、看護婦さん達が、なぜか私にだけ、優しいのです。

寒くないですか?たっているのおつらいでしょう?クッションの良い椅子を準備しましたのでどうぞ、もう少しまってくださいね。

他にも患者さんがいるのに、何だか私にだけ優しいのです。これは、僕の病名を既に知っていて、気遣ってくれているんだなと思いました。CTの予約も看護師さんがやってくれたのですけれども、そんなケースも重病時にしか無く、しかも1日で検査して戻ってきたと言う事は、相当重症なんだという思いがあるのだろうなと思いました。

言われてみれば熱は無いのに身体はだるく感じる。

完全に、肺がん確定だ。

2時間待ってやっと、先生に呼ばれました。

肺がんではない

CTの結果からお伝えします。気管支拡張症ですね。肺がん等の重篤な病気の可能性はありません。それと、心臓に脂肪がついています、ダイエットが必要です。

本当にほっとしました。肺がんではなかったのです。2週間分の薬を処方され、それでも治らなければ再来院と言う事になりました。

看護婦さん達の優しい気遣いも、ただ単に、とても良い病院だったと言う事でした。

がんを覚悟した時に思った事

これはガンだなと思い込んでいた時に考えた事は、

  • 意外に仕事の事は気にならなかった
  • 仕事も辞め、人生をリセットしようと思った
  • 住宅ローンは収入保障保険でまかなえると思った
  • 死んでも家族が路頭に迷う事は無いと思った
  • 以前払込済にした生命保険を解約すれば医療費は大丈夫だと思った
  • 入院中は英語の勉強をしようと思った。
  • ブロクもいっぱい書こうと思った
  • 投資の勉強をして、ベッドの上で稼ごうと思った
  • 住宅ローンはガンと診断されたら半額になるものにしとくべきだった
  • 煙草を吸っていた自分に後悔

強烈に思ったのが最後の2つです。風邪を引いてから煙草は吸っていませんでしたが、この肺がん疑惑があってから、私は禁煙を決意しました。決意もいりません。怖くて吸いたくないというのが正直なところです。

住宅ローンは本当に悩んでいます。じぶん銀行の住宅ローンが、ガンと診断されたら1週間で退院しようとも住宅ローンが半額になるという付帯保険を最初につけた銀行だと記憶しています。少し払えば、がん=全額免除

ガンを身近に感じたので、いまがん保険を勧められたら入ってしまいそうです。