５人家族 プリウスαファミリーキャンプは可能なのか？
私たちは５人家族で、セレナを愛用して10年になります。チャイルドシートが2つ必要な時もありましたし、じいじ、ばあばを載せてお宮参りやら七五三やらのときも７人乗りは重宝しました。また、子供たちをゆったり横にして寝かせることもできました。子育て世代にとって、ミニバンは神みたいな存在です。
そんなセレナも走行距離が14万キロを超えてきました。そろそろ潮時ということで、車検を前に新たな車の検討を開始しました。家族で新しい車の条件を考えてみると、こんな感じになりました。
- キャンプに行ける
- 釣り（車中泊含め）に重宝する
- 普段使い
- ５人家族
- 耐久性 （私は必ず10年以上乗ります）
- ミニバン以外
- 燃費
こうして徐々にプリウスαに絞られて行くのですが、ここでネックになったのがキャンプ問題です。５人家族のキャンプギアがプリウスアルファに収まるのかどうか。ここが一番悩んだところでした。イメージとしては難しそうですし、SNSやYouTubeでは、プリウスαは、キャンプどころか、５人家族にはやや手狭。との評価が多かったです。
私は妻と独自のシュミレーションを重ねた結果、５人家族でもプリウスαでキャンプにいける と判断し、中古のプリウスアルファを購入しました。
そして今、５人乗りプリウスαで初のキャンプを終えました。果たして、感想はいかに？
５人家族がプリウスαでキャンプに行った、子供達の感想は？
先日、家族５人でプリウスαキャンプをしてみました。運転席と助手席はスペースは変わらないのですが、問題は後部座席に乗り続けている子供たちの声です。
小学校5年娘/4年息子/4歳息子 の３人
- セレナより広い
- 特に横幅があっていい
- 座り心地悪くない
と、かなり意外な回答でした。特に、横幅があっていいというのは驚きすらありました。
実際に調べてみると、プリウスα って意外と大きく、幅はセレナより広かったんですね。
※グレードや年式で差が出ますので、判断は自己責任でお願いします。
５人家族分のキャンプ道具がプリウスαに収まるのか？
もう一つの問題は、収納キャパ問題です。もちろん何も考えずに全ての道具が入るわけがありません。セレナでもギリギリ入るかどうかだったわけですから。この問題に対し、私たちは2つの点で工夫をしました。
- 収納スペース拡大
- キャンプギアの変更
収納スペース拡大
※ここからはイメージしやすくするために商品リンクが多くなります。ご了承ください。
収納スペースですが、ルーフキャリアを設置し、キャパを増やしました、最終系はPIAAが発売するTerzoのカゴを設置したいのですが、とにかく在庫がありません。2021年7月現在、予約して入荷を待っています。
※設置にはベースキャリアも必要になります。また、車種によって違いがありますので、ご注意ください。
ここに、たくさんのキャンプ道具が入った無印のボックスやクーラーボックスを入れ、車内のスペースを拡大させます。
今回はterzoのルーフキャリアが手に入らなかったので、代替えとしてこちらを購入しました。ルーフキャリアが不完全な状態なのでこのバックは車の天井に直接ものを置くことになります。重いものは置けないので、寝袋やインフレーターマットなどのクッション系を全てこの中に入れました。
ルーフキャリアバックの中には、車の天井に何もなくても、車内に固定する紐を引き込んで固定するタイプのものもありますが、私は実際に試したことがないのでここでは説明を割愛します。
キャンプギアの変更
キャンプ素人の私たちは、必要に応じて欲しいギアを購入していました。そして、ベテランのキャンパーとg一緒した時に、本当に素晴らしいキャンプギアは、機能性に優れ、かつ収納時はコンパクトであるという事実でした。
一番わかりやすい例は、ヘリノックスチェアです。長く座っても腰が痛くならず、組み立て、撤収も簡単、そして何より、収納時のコンパクト感。値段はしますが、ここには投資をする価値があります。今回は家族分購入するなんて無理なので、そのキャンパーさんに３脚お借りしました。椅子はキャンプ道具の容積を減らすポイントになります。
次に調理系です。私たちはコールマンのオールインワンキッチンテーブルを使っていました。もちろん、2ーバーナーもセットです。これはこれで便利ですし、特に妻はお気に入りなのですが、少しでもキャンプギアの容積を減らすという意味では、泣く泣く削除の対象になります。ご存知ない方もいらっしゃると思うので、一応リンクを貼っておきます。
この代替えとしては、こちらになります。オールインワンキッチンテーブルと２バーナーをやめて、いつも使っているテーブルの上にこれを置いて調理です。
これだと家族５人分のカレーを作るには耐久性が不安ですよね。なのでこれをセットにして安心を買います。SOTOのバーナーをセットし、その上にこれを被せて鍋をセットすると、大きな鍋でも安定して利用することができます。
以上の投資をすることで、かなりキャンプギアの容積が減りました。こうして私たちは、５人家族でプリウスαキャンプに無事に行くことができました。
プリウスαについて
私が購入した車は、2019年3月登録の１.6万キロのプリウスαのGシリーズ（中古）です。平均的な街乗りの燃費は２０キロ弱ですが、キャンプの時は山道、重さなどで燃費は16キロくらいまで落ちました。
１００Vコンセントもついているので、息子と２人で車中泊なんて完璧です。スマホやパソコンなどの充電は全く問題がなく、こう言ったところも嬉しいポイントです。
車内は特に横幅が広く、収納スペースは極限までに横幅を有効活用しています。収納スペースの後ろタイヤ付近に、ちょっとだけ拡大されたスペースがあり、何に使うのかと思ったのですが、荷物を詰め込んだ時、そのスペースが非常に重宝しました。トヨタの考え抜かれた設計を感じる瞬間です。
ハイブリット車は通常車よりも価格が高く、燃料代が安くなった分でその差額は賄えないことは事実です。ですのでハイブリット車中古購入というのは我ながら賢いと思います。しかし、毎日の運転の燃費が非常に良く、かつその状況が車内データで逐一確認できるというのは、車運転の新たな楽しみだと思います。私も燃費を気にしていたら、いつの間にか、安全運転にも繋がっていることが最近判明しました。
わたしたちは家族５人なので、プリウスαしか選択肢がありませんでしたが、３人家族であれば間違いなくプリウスにしますね。もっと燃費が良くて、プリウスPHVはさらに電気運転時間が長いと聞きます。この燃費は本当に驚愕です。
最近は購入しなくてもサブスクで車を利用できる時代です。気軽にエコキャンプが体験できますので、こういったサービスも利用したいものです。
以上、５人家族でも、工夫すればプリウスαでキャンプに行けるというお話でした。
