
住宅購入をあきらめてしまう方の理由の一つに、「決断できない」ということがあります。
家を買おうとする決心は、考えれば考えるほど、とても勇気のいる事ですが、家を買おうとする決心と同じくらい、「どこに家を買うのか」ということも決めるのが難しいものです。
今日は私が悩んだときのメモを参考に、記事にしてみようかと思います。
投資用と割り切って都心一等地
土地選びを考えると、必ず「売れる物件を選びなさい」という論調と格闘する事になります。
最終的に私が出した結論は、「余計なお世話。我が家は住む場所を投資用として考えない」ということです。
そんな事より、今から65歳くらいまでの「子供たちと一緒の時間の住環境を充実させること」を優先しました。
どうせ将来、高く売れる物件なんて、東京の「ドがつくほどの都心」の駅近物件だけでしょう。
今大金をはたいても、将来得をする売り抜けなんて、そう簡単にできる事ではないでしょう。
だって、今の地価、局地的にバブルを超えている訳ですから。
だから私はそんな論調は気にせず土地を選びました。
通勤時間を考えて、職場の近く
転勤族、転職、共働きの状況など、いろいろな条件があるかと思いますが、私が言いたいのは、住環境を優先しすぎて、片道2時間以上通勤にチャレンジすることは、避けるべきかと思います。
長時間座ることや、満員電車内にいるという事は、たった1日でも我々が想像している以上に健康を蝕みます。
それを毎日続けていれば、体ががたつく事は間違いありません。
実際私も一時期経験しましたが、今でもその方面に行くのが嫌なほど、つらかったです。
転職、もしくは転勤制度をうまく使うなどして、勤務先までの通勤時間は調整した方がよいでしょう。
子供の教育環境を最優先に
私立小学校を希望されている方は、悩みようがないと思いますが、問題は公立小学校の場合ですよね。
口コミを見ていると、ママ中心に感情的に評価されているので、全く実情とは合っていません。
やはりそこは、行政がどれだけ力を入れているかを見極める必要があります。
○○指定校、○○地区モデル校など、比較的新しい学校にはそういった称号がつき、環境、設備、先生の質に差が出る事が多くあります。
個人的には、小学校で人生は学歴が左右される事がないと思いますので、どこでもよいと思いますけどね。
家選びの際は、気にしませんでした。
駅近
私は小さな駅から5分以内の場所に住んでいます。まったく駅から近くなんて意識してなかったのですが、結果的に駅近でした。
住んでみて思う事は、とても便利です。
寒い朝、雨の日、雪の日、残業した帰り、飲んだ帰りなど、駅近でよかったなと思う頻度は非常に多いです。
気になる物件が甲乙つけがたければ、より近い方がよいのではないでしょうか?
どのくらいの距離感で満足、不満になるのかは、こちらの記事でどうぞ
実家の近く「近居」という選択
ご両親との関係が両気宇の方限定ですが、最近、結構な割合で増えているのが、両親の家まで、お互い片道15分以内に行き来できる距離に住む「近居」
風邪引いた、病院に行く、夫婦のデートなど、節度を守って子供を預かってもらったりする事は、お互いにとって+に作用します。
同居も含めると最近は30%以上が近い距離に住んでいるそうです。
URでも「近居割」なる割引制度も出ていますので、一つのトレンドという事もできそうです。
まとめ
住宅選び、土地選びは何でもイイトコドリをするよりも、気になる項目を並べ、家族で優先順位をたてて決めるべきかと思います。
すべてをカバーできたすばらしい土地が予算内で見つかれば何も言う事はありませんが、なかなかそうはいかないのが現実。
捨てるべき項目を捨てる決断。これが大切かもしれません。
反面住宅ローンは、金利と手数料の数値に差がありますので、家探しよりも簡単に決める事ができますね。
しかし困った事に、最近は金利競争は終了しており、どこも最低金利。
今住宅ローンは、金利や手数料の総額比較だけでなく、付帯サービスの良さで決める時代になってきています。
がんと診断されたら、住宅ローンが半額になる保険がつき、団体信用生命保険料も無料のじぶん銀行(実は三菱UFJ銀行出資)など、かなりお得な住宅ローンも出始めてきています。
家を買う場所を決められた方であれば、住宅ローン決めは簡単でしょう。
そのほかに、フラット35なら ARUHI,楽天銀行、住信SBIなども毎月業界最低金利です。
住宅ローン選びは家購入の一部です。
皆様にとって、ベストな選択がなされる事を願っております。