雨水枡オーバーフロー管設置漏れで庭や家の周りが水浸し。新築の雨水排水トラブル

30ミリの雨で家の周りが水浸し!雨水枡オーバーフロー。

新築注文住宅を購入して半年後のことでした。梅雨明け前の雷雨のような雨でした。確かに、数年に1度あるかないかの雨でしたが、1時間程度でしたし、30ミリから50ミリの雨というのはよくあること。

にも関わらず、我が家の家周りはなぜか大洪水。 他の家は何ともないんです。水浸しなのは我が家だけ。 水たまりどころか、エアコンの室外機も水没しかけています。 以前も雨で少し変だなと思っていたので、少し懸念していた事でした。 久しぶりに激しい雨の時に自宅にいたので、少しモニタリングしていたのです。

1年も経っていない新築注文住宅。 これは、なんか、おかしくないですか? image  

竣工図にはあるはずの雨水枡のオーバーフロー管が無い?これは欠陥住宅か?

まずは写真とともに施工工務店にメール。 回答内容は、

  • またこの類が来たか、って感じの雰囲気
  • 法律的には問題ない工事してますので、仕方なし的な雰囲気
  • 近所も同じ状況ではないですか?工法は一緒ですので。的な軽いノリ

軽くあしらわれている気がしたので、知り合いに依頼し、独自で調査する事にしました。

雨で家の周りが水浸し。この問題で、私が明らかにしたいポイント

意見を言う時は少し頭を整理しないと。。。と思いまして、ポイントを整理してみました。

  1. 我が家の雨水排水の、そもそもの計画はどのようになっていたのか?
  2. 施工会社が市に提出した申請書類は、どういった計画か?
  3. この水浸しの事実を施工側はどう受け止めるのか?

現在の私たちの家の雨水排水は、屋根やベランダに落ちた水が雨樋に集められ、その管は地面に埋められている複数の浸透桝に流れ落ちます。 その浸透桝ができる限り地中に雨水を染み込ませるのですが、それでも難しい場合、浸透枡同士が繋がれていて、外の側溝に流れる仕組みになっているはずでした。 

知り合いの水道業者の回答は?

私は設計図等、工務店から頂いたデータを全て知り合いの水道管業者に渡しました。彼らは市まで行ってくれました。 後日、この知り合いの業者からは総評として以下のコメントを頂きました。

  • 竣工図では雨水枡同士がオーバーフロー管(枡同士をつなぐ管)でつながっている。ハズ
  • そして、5個ある雨水枡がそれぞれ管(オーバーフロー管)でつながれ、最終的に道路側の最後の雨水枡につながり、そこから外の排水溝に流れるようになっているハズ
  • しかし実際は雨水枡同士がオーバーフロー管でつながっていない。
  • 厳しい言い方をすれば、施工ミス。

一方 私が調べた結果によると、

  • 竣工図は計画書ではない。よってその通りにする義務は無い
  • 多くの同じ被害を受けている人たちが、泣き寝入りもしくは自費追加工事対応となっている。
  • 多くの弁護士は、気持ちは分かるけど完全に施工会社が悪い訳ではないという認識。

情報が出そろったので、ここで改めてハウスメーカーに詳しくメールしました。 すると、近々会いたいと連絡。 設計部長も来て、何事かと思いきや、 「計画通りになっていない。これはミスです。」   と。   結構あっさり。   直してもらう事になりました。  

市町村によって違う、雨水排水のルール

雨水の処理については、市町村でルールが異なります。ネットの情報は、あくまでその地域の情報ですので、ご自身の住んでいる役所に住所を伝えた上で、直接聞くのが良いですね。ちなみに私の住所のルールは、

  • 雨水をそのまま敷地外に放流はできない。基本は浸透桝を使って、敷地の中で雨水を吸収しなければならない。
  • ただし、区画整理地区等は、流しても良い場所がある。

我が家は区画整理区域だったため、外に流しても良いという場所でした。そんな背景もあり、計画では外に排水する様になっていた訳です。 でも実際は、そうなっていなかった。 という事が、今回の事実です。

新築戸建て住宅、注文住宅を購入する皆様、雨水排水も確認してください。

みなさまには、私のように入居後の雨で初めて気づくような事が無いよう、以下の確認をおすすめします。

  • その市町村の雨水排水のルールを電話で確認する。
  • 敷地内で雨水を処理しなければならない場合は、うまく雨水が浸透するようになっているのか?
  • 地盤改良で水をしみ込ませやすくする改良は必要無いのか?
  • 想定雨量から浸透桝の大きさなどを確認。升の大きさと数が適正かどうか。
  • 敷地外に出してよい場合は、屋根に落ちた雨水が、どの筒を伝って外に出るのか、実際に業者さんと雨水枡の蓋を開けたりして、一緒に目で追ってみる。

なかなか、新築購入時に雨水排水について確認される方はそう多くないと思いますが、チェックすることをおすすめします。 そうしないと、こんなことになりますよ 画面左のお隣さん家は全く問題なし。この違い。分かりますか? image

1時間に1ミリの雨って、何リットル?

1時間に1ミリの雨。1㎡に1リットルの水がたまります。 夏の夕立、1時間に30ミリの雨の場合、わずか1時間で30リットルも貯まるという計算です。 30坪の敷地には、1時間で3000リットルの水がたまる計算です。 これはしっかり考えないといけませんね。 雨水排水系をしっかり確認できたら、おすすめの道具があります。  

雨水タンクって、ご存知ですか?

雨水タンクは雨樋(ドイ)に流れる雨水の30%を取水して貯蓄できます。 粘度質の土で、浸透力に不安がある、もしくは升の設置箇所が少ない、升が小さいと感じた時は、効果があると思われます。 110リットルの雨水タンクを設置すれば、地下にしみ込むはずの110リットルを押える事が出来、しかも、貯まった雨水をガーデニングや洗車に利用できるという優れものです。   30万人規模の大都市で100ℓの雨水タンクを全世帯で設置したら、3万トンもの雨水が町中に流れ出るのを防いでくれる事になります。 これは、自治体の洪水対策、排水政策を大きく助ける事になります。 そんな背景から、雨水タンクには多くの補助金が出ます。 平均して50%もの補助金が市町村から出る、お得な商品です。 ほとんどの業者さんは購入時に申請に必要な資料も同封してくれます。 取り付けは簡単です。

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いかがでしたか? 最悪の場合、水浸しになることで植物、電気系統の被害が発生します。近隣住民へも何らかの形で迷惑をかけてしまうかもしれません。 解決方法はいくつかありますので、冷静に事実を掴んでから、プロの方と話を進めるようにしましょう。