芝生の種まきをわざと適当にやってみる。
春になると、全国で多くの方々が芝生の種まき、芝生張りにチャレンジすることでしょう。特に、春先からゴールデンウイークに向けては芝生を張る時期としては最高の時期となります。
最近はネットで調べれば、本を買わなくても芝生の貼り方、手順はよくわかります。最近ではチャットGPTでも簡単に理解することができます。
でも、どこポイントがどれだけ重要で、どこを適当にやると、どういった影響があるのか?流石にそういう情報は今だに見つけづらいです。
今回は、素人ながら芝生を3度張り直した私が、皆様を代表して思いっきり適当に芝生の種まきをやってみて、どのステップが重要なのかをあぶり出したいと思います。
※寒冷地芝(年間緑を維持するが、関東以西では気温が高すぎて管理ができない)ものは種まきですが、大多数のお庭は、暖地芝(公園などにある芝生で、冬は茶色く枯れる)です、基本的に寒冷地芝=種暖地芝=マットです。この記事は両方の芝生(種とマット)をカバーしています。
簡単に芝生の種まきの手順をおさらい
何も無い所にはじめて芝生の種をまく場合
- 15㌢くらい耕し、石等を取り除く(結構大変)
- 均一にする(これ非常に大事、時間かけてでも平らにする)
- 熊手で軽く溝を入れる(やんなくても大丈夫)
- 芝生の種をまく(撒き方重要)
- 肥料を撒く
- 目土で覆う
- 上から踏み固める
- たっぷりと水やり
- その後2週間くらい毎日水やり 立ち入り禁止(これ重要)
芝生の種まき手順を適当にやりました。
私の庭の土は、年中ひび割れしているカチカチの粘土質の土地でしたので、流石に土の入れ替えは行いました。でも、基本的に面倒くさがり屋なので、その他の工程は適当です。
- 15㌢くらい耕し、石等を取り除く(ちゃんと実施)
- 均一にする(適当)
- 熊手で軽く溝を入れる(やりませんでした)
- 芝生の種をまく(適当)
- 肥料を撒く(撒きませんでした)
- 目土で覆う(適当にやりました)
- 上から踏み固める(やりませんでした)
- たっぷりと水やり(やりませんでした)
- その後2週間くらい毎日水やり 立ち入り禁止(やりませんでした)
果たして、結果はいかに。
芝生の種まき 適当にやっても発芽した
15日くらいたったら、しっかりと発芽し、今では15㌢くらいまで伸びました。なんだ、適当にやっても芝生は育つんだな。と。とはいえ、色々問題も見えてきました。適当に芝生の種まきをするとどうなるのか?ポイントを振り返ってみます。
芝生の種まき、ここを丁寧にしないと失敗後悔する
今回芝生の種まきを適当にやった結果、後悔したのが、種まき、目土です。
種まき、目土の重要なことは「均等」にすると言うこと。
この「均等」というのは、芝生管理上非常に重要な事だということがわかりました。
適当に種まきをした我が家の芝生は、飛行機の上から見る長崎県の五島列島のように、生えている所と全く生えていない所が発生してしまいました。
種は出来るだけ均等にまく、しかも、少し多めがちょうど良いです。
追い撒きで修正、なんて簡単に言いますけどね、そんな簡単ではありません。
なぜなら15日かけて発芽し、はじめて種撒きが不足している所を発見して追い撒きをすると、さらに15日、立ち入り禁止+芝刈り禁止となります。 そんな事しているうちに、気温が上がる事で生育スピードに影響が出て、芝刈りに影響が出たりします。
そうならない為に、出来る限り芝生の種を均等にまく事をお勧めします。
私は追い撒きも適当に実施し、今度は目土をを適当にやってみました。 時期がずれたせいか発芽スピードが遅いです。先に発芽した芝生は芝刈りが必要なくらい伸びているのに、後から蒔いたタネの生育を待つ必要があり、野放しになりました。なんだかスタートダッシュ大失敗な感じでした。
目土と種まきはとにかく均等に実施する事が重要です。
芝生の種、目土 均等に撒く為には機械の力を借りる
まずタネを均等に巻くために、道具の力を借ります。この商品は、種、肥料に使えます。
※目土には使えませんのでご注意を。
こういった機械は広い庭用だとばかり思っていましたが、とてもコンパクトでリーズナブル。非常に効果のある物だと思います。しかもハンディタイプなので収納にも困りません。
目土も、種まきと同じく、「均等」にする事がとても重要です。、これにはトンボを使います。一箇所に大量の目土を山盛りにして、それをトンボで均していくのです。10平米程度の広さであれば、トンボ一本くらい常備していても良いでしょう。それくらいトンボも重要な道具です。
種じゃない場合はどうなるの?
皆様はご承知かどうかわかりませんが、芝生って、種まきパターンと、出来上がった芝生を土に貼っていく場合(マット)と、2通りある事をご存知ですか?
ホームセンターでよく見る、↓こういうやつです。
実はですね、
寒いところで一年中緑を維持する寒地芝は、基本的に種まき型。
冬には茶色く冬眠状態になる暖地芝は基本的に、マット型
が多いです。
寒地芝は関東以西の気温では生育が非常に難しいです。夏に非常に弱いからです。そして、管理もとても大変です。大変というのは時間もかかるしコストも嵩むし、それでいて難しく、失敗する可能性が高いという事です。
ですので、基本は暖地芝に落ち着くことが多いです。代表的な種類は、野芝、高麗芝、姫高麗芝、TM9などです。
芝生選びに困ったなと思ったら、こちらを参考にしてください。
種じゃない場合は、隙間が阿弥陀くじの形になるように適当に並べるだけですので、種まきよりも適当で大丈夫です。
そのあとは今日お伝えしたことと一緒です。目土をたっぷりとかけ、均等にならし、2週間くらいは雨の日以外、毎日水やりです。
種、マット共通 植えた直後の水やりの真実
水やりはタネを撒いた直後の芝生と、既に生育している芝生で撒き方が大きく違います。例えば4月の水まきには、週に一度程度とありますが、これは生育している芝生に対しての話です。
種やマットを敷いた直後の水やりは、多めの水を必要とします。
種を蒔いた直後→目土をかけ、それをぐちゃぐちゃになるくらいまで水をまき、毎日しっかりと根付くまで水やりが必要なんです(暖地芝、日本芝の場合)
天候や水捌けの程度のよりますが、2週間程度は、毎日たっぷりと水やりが必要です。
芝生を適当に、気楽に育てるための条件
床土作りも適当にやってはいけない作業です。
なぜなら芝生は、一度張ると芝生の下の土を改良するのは困難だからです。 ネギやジャガイモ等の栽培の場合、収穫後に土を掘り返して作り直す事ができるのですが、芝生は芝で覆われている為、同じような土の改良はできません。コアリングやエアレーションで、少しづつ時間をかけて行うことになります。
ですのでここだけは完璧に仕上げた方が良いです。
まとめ 芝生植える際の失敗、後悔、学び
私の経験上の学びです。いろいろなご意見があることは理解していますが、芝生は適当でもある程度育ちます。そういった観点からのここだけは押さえた方が良いかなと思う点をまとめました・
種の場合
- 均一に種を蒔く。種は少し多めが吉
種、マット共通
- 床土はしっかり作る(小石の除去、砂、改良剤の混ぜ込みなど)
- 植えた直後の水やり(2週間は毎日たっぷり水やり)
- 目土は均一に慣らす。
私の失敗、後悔を参考に、素敵な芝生を作ってくださいね!!! では。
最後に、私が使用している芝刈り機、次に購入検討している芝刈り機、サイゴン位到達するであろう芝刈り機をご紹介して、記事を終わろうと思います。
現在の芝刈り機
購入予定の芝刈り機
最後はこれに行き着くのかなと思う芝刈り機
ではでは、良い芝生ライフを。