芝刈り機は絶対に手動が良い理由とおすすめ商品

これでは芝刈機を選べない

芝生をきれいにしたいなら、芝刈機選びは非常に重要な要素の一つです。 芝刈り機のお勧めを検索すると、おすすめ芝刈り機10選など、紹介される芝刈り機が増えているのが最近の特徴です。そこまで多いと、ありがたい反面、結局どれにして良いか決めきれない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

芝刈り機選びのポイント 

最初にお伝えしてしまいますが、芝刈り機選びのポイントは 「切れ味」です。

電動か手動かの判断は、広さ15平米以上なら電動を検討し始めても良いと言うイメージです。

でも私はできる限り手動をお勧めしています。

今日はその理由をいくつかまとめてみましたのでご覧ください。

芝刈機を手動にする理由

では、芝刈機を手動にするべきと思う理由を、実際に電動式を購入したユーザーの声、庭の広さでの判断、芝生の立場からの見解の3つの側面から考えてみます。まずは、電動式芝刈り機を購入して楽をしたいと考えていたユーザー様の声です。

電動式芝刈機は楽ではないから

手動式芝刈機は手押しなので大変。その点電動式芝刈機は楽チン。 通常手動と電動だったら、電動の方が楽に感じますが、楽チンなのは、電動ではなく、ルンバ式芝刈り機のような、自動の場合です。 手動式芝刈機よりも、電動式芝刈機が楽だと安易に考えてしまった方々の後悔の声をどうぞ。

  • 電動芝刈り機は重たいので、出し入れが大変
  • 電動芝刈り機の保管場所は気を使う。(雨風をしのげる場所)
  • 電動芝刈り機の切れ味は、手動に比べて劣る場合がある
  • 電動芝刈り機は芝刈り時のコードメンテナンスが意外に面倒
  • 騒音

最近は静音や軽めのものが発売されていますが、電動式のメリットと思われていた操作性や体への負担軽減は、思うほどメリットになっていない事が分かります。特に、1万円前後の電動芝刈り機は注意が必要です。性能、操作性、切れ味、全てにおいて中途半端です。 電動式が正解となりうるのは、一般家庭のレベルを超えた広さがある場合です。

もしくは、電動ではなく、思い切って自動芝刈り機にしちゃうかです。

30㎡くらいまでであれば、手動式

感覚は人それぞれですが、30㎡から45㎡くらいまででしたら、手動で全く問題ないかと思います。そもそも手動でも電動でも、手で押して行く歩行距離はあまり変わらない訳です。それなら、軽くて小回りが効き、コードメンテナンスにも保管場所にも困らない手動式の方が良いと思いませんか?

安い電動芝刈機は、芝生を痛める

電動式は手動式に比べて値段が高いです。しかし最近は、各メーカーが安価な電動芝刈機を発売しています。安価な電動芝刈機は、ロータリー式と言われる物が多いです。ロータリー式とは、円盤の刃がレコードのように回って芝生を刈る仕組みのことを言います。 このロータリー式は、刈る面積が大きい時、もしくは、伸びきってしまった雑草を刈る時に良く用いられます。よく川の土手などの伸びきった雑草を、エンジン音とともに刈り込んでいる風景を見た事があると思いますが、あの用途が一番適しています。ロータリー式のイメージはこちらです。

切れ味よりも効率を考えた、芝生にとっては少し雑な仕組みと言えるでしょう。そのロータリー式で作られた安価な電動芝刈機は、芝刈り後の切断面を汚くしてしまいます。ちなみに、リール式芝刈り機とはクレラップの芯のような刃が回転して刈る芝刈機の仕組みの事を言います。ダイソンのハンディ式掃除機のノズル部分ような仕組みです。↓リール式のイメージ

リール式のメリット

  • 芝刈りの仕上がりが綺麗です。
  • 短く刈る事が出来ます。
  • 電動の場合も音は比較的静かです。
  • メンテナンスが少し大変です。

芝生に少しでも愛着がある、もしくは綺麗に仕上げたい、と思われる方は、リール式を選ぶのが良いでしょう。

切れ味の良いリール式手動芝刈機

私見ですが一般家庭の芝刈機選びは、以下の条件で検索すべきです。

  • 手動式
  • リール式
  • 切れ味が良い

このあたりで検索すれば、後悔しないおすすめ芝刈り機が出てくるのではないでしょうか?問題は、切れ味が良い物をどのように見つけ出すか ですが、それを理解する為に、各企業の歴史や専門性を調べました。口コミも大事ですが、その企業の歴史から強みを探る方が、間違いないと思っています。

芝刈り機で有名な3企業 共栄社、キンボシ、リョービ

共栄社は、芝生業界で有名なバロネスブランドの会社名です。芝生管理の全てにおいて、クオリティが高い事が有名ですが、バロネスの手動式芝刈機は、6ミリの短さで芝生をカットできます。手動式芝刈機で、6ミリの短さでカットできる芝刈機は他にありません。

この事実は、バロネスの手動芝刈機の切れ味が良いことを証明しています。切れ味が良くないと、手動式で芝生を短く刈る事が不可能だからです。

パッティンググリーンを目指しているなら、グリーンの刈り込み高は5ミリ以下にしなければなりませんが、手動式でその夢に少しでも近づこうと思ったら、この商品一択です。

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キンボシは昔は刃物メーカーでしたので、切れ味には自信を持っています。また、業界初の刃調整不要の手動リール式芝刈り機を発売した企業として有名です。機能性だけでなく、価格も魅力的です。最短の刈り高は最短で10ミリですので、パッティンググリーンは難しかもしれませんが、完璧なフェアウェイが実現可能です。

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リョービはダイカストと呼ばれる金属鋳造法をメインとしている会社で、そこで培った技術を、印刷機、釣り具、電動工具に応用した歴史があります。2018年度の決算報告書でも、ダイカスト事業、住建事業(主にドアクローザー)、印刷事業がメインとされ、会社として芝刈機に注力している印象は持てません。

電動式でもすごい商品はすごい

と、ここまでは手動式をお勧めしてきましたが、電動式でもすごいのはすごいです。

パッティンググリーンを検討されているのであれば、手動芝刈機では刈り高が追いつきません。このバロネスの電動芝刈機は 5ミリカットが可能ですので、限りなくパッティンググリーに近づけると思います。

実際に芝生を綺麗に維持している皆様のinstagramなどをみても、だいたい芝刈り機はバロネスかキンボシです。

後悔しない芝刈り機選びを!!!

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